お弁当容器や折箱製造のはじまり

1955-1983

アクタ 新折製品

江戸時代からの博多曲物づくりからはじまったアクタ製品の歴史。
昭和30年の有限会社柴田産業設立を皮切りに、本格的なパッケージの製造・販売を開始しました。8年後の昭和38年、真空成型加工がスタート。アクタ最初のヒット商品「三角コーナー」が生まれました。「三角コーナー」とは、弁当容器の隅に漬物や佃煮を別にいれるタイプの小型容器で、ご飯や他の惣菜に味や匂いが移ることがなくなり、多くの人を驚かせました。

アクタ キッコー皿

昭和41年に開発した発泡スチレン材製お弁当箱「文化折」は一躍、柴田産業の名を九州中国地方に広めた大ヒット商品に。容器本体と蓋が一体、勝手も非常に楽、かん合性も持ち合わせていたのでユーザーに爆発的に受け入れられたのです。その他にも昭和44年の射出成型加工のスタートにより、飲食店・仕出し屋等を賑わせた「キッコー箸」「キッコー皿」などもヒット商品として続きました。

そして、昭和58年、アクタの主力商品となるプラスチック製折箱容器「新折」が誕生。柴田家が代々家業として製造してきた木製商品容器のプラスチック化は、長年の夢であり、何としてでも実現すべき最重要テーマで、紆余曲折を経て遂に辿り着いたのが「新折」だったのです。その完成により、和食タイプの大量生産容器として、コンビニやスーパー等至る所で受け入れられました。